SANSUI STORY
人との長い歴史をまとった古木が
現代の空間に時の重なりを投影する
「古木(こぼく)」は日本の豊かな杜から切り出され、深く長い歴史を刻みながら古民家を支えてきました。釘を使わずに建築が行われていた時代のほぞ穴や囲炉裏から立ち昇る煙や煤で真っ黒く燻された木肌。表面に残る釿(ちょうな)による規則的な凹凸模様... 時間をかけて丁寧に作られ、生活の中で大切に使われてきたそれらの古木は、世界に二つとないオリジナリティのあるプロダクトとなって、空間に時の重なりを投影します。SANSUIは、日本の手仕事と暮らしのストーリーを現代に繋げ、新しい美しさを提案します。
SANSUIとは、日本語で「SAN=山」つまり日本・長野の豊かな山並みの中から生まれるものづくりの精神と、「SUI=翠、水」地球の美しい翡翠のような空気と水をはぐくみ、次世代に繋げるという信念を込めたブランド名です。SANSUIは日本の古木を使い、長い時代を経たメッセージを現代に伝え、未来に繋げたいとの想いから生まれました。
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ABOUT US
私たち山翠舎は、1930年に建具職人の山上松治郎が創業した木工所が始まりです。古民家の解体・移築再生を手がけ、その中で得られる上質な古い木材を活用し、新しい命を吹き込んでいます。現在は関東甲信地方を中心に商業施設の設計施工を行っています。
長野県の山脈を眺める工場には、常時5000本以上の古木を保管しています。丁寧に解体された全て形が異なる古木。何代にも大切に使われてきた古民家の柱と梁の一本一本は、家主の方の次の世代につなげたいという想いをまとっています。
2020年には日本の建築技法・文化を守る取り組みが評価されGOOD DESIGN賞を受賞しています。